いつのまに日本にこんなに素晴らしい椅子の会社があったのでしょう!
家具好きの方なら、すでにご存じかもしれませんが、
私が宮崎椅子製作所を知ったのは、2年前ぐらいでしょうか。
徳島県鳴門市にある椅子専門の硬派な会社です。
生まれて初めてちゃんとしたダイニングチェアを買おうと探していたときのことでした。
過去に、ダイニングテーブルとセットでイタリア製のダイニングチェア(ノーブランドです)を
テキトーに買ったことがありますが、使い始めてわかった反省点がいくつかあります。
・反省1:サイズが合わず座ってると疲れる。肩がこる。
体格の違うイタリア人用なのですから、あたりまえですね。
サイズで重要なのは座面の高さです。おそらく45cmぐらいあったのではないかと思います。
経験から、私の身長(158cm)だと、座面高40cmぐらいが理想と思われます。
5cmの差は大きいんですよ。
そうなるとやはり日本製がいいということになってきます。
・反省2:素材についての知識がなく、今考えると安っぽかった。(もちろんそれは無垢材じゃなかった)
現在は無垢材大好き~♪な私ですが、
当時(27才・・・)の私は、そもそも無垢材という存在を認識しておらず、
家具はどれも単に「木」だと思っていました。。
皆さんの中にも、あるいは無垢材をご存じない方がいらっしゃるかもしれませんね。
無垢材とは、一本の原木から切り出したもの - つまり、天然の木そのものです。
フツーに売っている家具の多くは無垢材ではなく、
木の破片や薄く削ったものなどを接着剤で貼り合わせてできていて、
表に見えている木がそのまま中まで続いているわけではないのです(わかりますか?)。
無垢材は、質感、風合い、手触り、色(年を経て色が変わっていくのもまたよし)など、
すべてにおいて格段に違います。
簡単にいいますと、本物の存在感がある、ということになりましょうか。
・反省3:まあまあオシャレなつもりだったけど、所詮まあまあにすぎなかった。
世に椅子マニアが多いことからもおわかりなるかと思いますが、
家具の中でも椅子って特別なんですよね。
テーブルやチェストなどと比べても、
かたちや構造が複雑でデザインに広がりがあるからでしょうか。
座る人の人生や物語を想起させるからでしょうか。
どうせ椅子を買うのなら、
デザインのすばらしさを日々愛でて悦に入るよろこびを味わいたいものです。
以上の反省に基づき、
・日本人サイズ
・あこがれの無垢材
・デザインがすぐれていること
を次のダイニングチェアの条件に決めました。
そんな椅子、都合よくあるんかいな~
だいたい、無垢っていうと別荘みたいな山小屋風が多そうだしー
と探してみると・・・
ありました!
宮崎椅子製作所にザックザク!
日本のデザイナーと日本の職人のコラボレーション。
美しい日本のものづくりがここにありました。
山小屋風のナチュラル追求型無垢材ではなく、
デザインを完成させるための必要不可欠な要素としての無垢材の椅子が!!!
デザインと無垢材の幸せなマリアージュ!
ご覧ください!
吉永圭史さんデザインのhata
宮崎椅子製作所の椅子は、デザインがすぐれているといっても、
単に奇抜だったり、研ぎ澄まされすぎてて実用性がないというものではない
ところがすばらし~。
まさに、洗練のための無垢材
小泉誠さんデザインのUUチェア
うつくしい・・・(ため息)
私の友人宅です。同じく小泉さんデザインのmukuテーブルと合わせて。
ブラックチェリーとウォールナットの組み合わせがおしゃれにゃん!
イノダ+スバイエさんデザインのcomodoスツール
最後に、わたくし愛用の、村澤一晃さんデザインのPePeチェア~♪
ナラ材です。
なんと、納期3ヶ月もかかりました!
きれいな造形・・・
こんな、Sandersonの布で作ったクッションを合わせたり、
もう一脚は、IKEAのシープスキンで、もはや原型をとどめてませんが・・・
どれも樹種はいろいろ選べて、お値段はその材によりますが、一脚4万円前後です。
宮崎椅子製作所の椅子は、東京でしたら、
・BRUNCH
・オー・ローズ ファニチャー
・プールアニック
・HUG
などで取り扱っています。
ダイニングチェアを買う機会なんて、一生でそう何回もないものですが、
ぜひ宮崎椅子製作所の名前を覚えておいてくださいね。
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デザインと無垢材のマリアージュ! – 宮崎椅子製作所
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