Apartment Therapy を見ていたら、何やら親近感を覚えるインテリア画像たちが。
タイトルを見ると、
The Eclectic Collector Look。
んん?エレクトリック・コレクター??
電気っぽいのが好きな人たちのインテリアかしら・・・
じゃあ趣味合わないね ┐( ̄ヘ ̄)┌
でもどんなもんかいちおう見とくか、と写真をぱらぱら見てると、
私好み:*:・( ̄∀ ̄)・:*:ど真ん中ではありませんか!
よくよく見たら、あっ、単語読み間違い・・・
× electric(エレクトリック) じゃなくて
○ eclectic(イクレクティック) でした。
eclectic って? オラ、そんな単語知らねぇだ。
辞書を引いてみたら、以下の通り。
[形]
1 〈特に技術者・芸術家などが〉種々の材料を吟味[取捨選択]する
2 〈作品などが〉取捨選択して作られた[編集された]
3 〈哲学・医学などが〉折衷主義の,折衷派の;〈芸術(作品)が〉折衷主義の.
4 〈趣味・意見などが〉かたよらない,多方面にわたる.
eプログレッシブ英和中辞典
へぇー。
そんなスタイル、期待できるぞ♪
ということで、ドドっと20点、ご一緒に見てまいりましょう!
(書いている途中で息切れして、2回に分けることにしました・・・まずは10点)
この、気に入ったものをどんどん持ち込んだ感じ、
アクセントカラーは2色までの原則も一切無視していろんな色が共存している感じ、
・・・親近感湧くわ♪
ロングスカートみたいなテーブルクロス!床の白いラインは思い切ったもんだ∑(゚Д゚)
from Lonny Magazine
このイクレクティック・スタイルの中では、とてもシンプルにまとまっているほうだと思いますが、
つまらない、という印象はまったくありませんね!
シンプルですが、日本でよく見る、なるべくモノを置かないシンプルとは違って、
アンティークの立派なベッドを主役に、選び抜かれた必要十分な構成要素で
スタイリングされています。
ここにあるものはどれ一つとして欠かせませんし、すべてのレイアウトもこれがベスト。
心地よい完璧さがあります。
色使いは理性的にコントロールされ、グリーンとブルー以外は使わないぞ、
という静かな決意が感じられます。ブラーボー!
from cococozy
家そのものがヴィンテージ!建具とか暖炉がすてきですね♪
その雰囲気にぴったりな植物を選んでるのがセンスのよさを感じさせます。
グリーンも適当に選んではいけませんね。
暖炉上のフレームたちも渋くていい。
from Apartment Therapy の house tour
おおっ、これは好みがはっきり分かれるところでしょう。
しかしこのイクレクティック・スタイルを理解するのにいい例ですね。
どのアイテムもアクが強いですね~!ベッドカバーのボーダー、太すぎ(笑)
from House & Home
ヴィンテージのトレーをいっぱい壁に飾って。
どのトレーも壁のオレンジと相性よし。
そして、テーブルと椅子の足の美しさに注目!この方の美意識は半端ではありませんね。
とどめで、床がこうきたとは、常人には思いつきません。
from House & Home
くくっ、これまた上級者が登場。
ヴェルナー パントン ファンシェル
¥89,250 楽天
と、イームズのチェア、アンティークテーブルまではわかる。
しかしそれにトロピカル風油絵(?)を合わせますかー!?
それでも居心地は妙によさそうな、まさにミックス・スタイル。
from Better Homes & Gardens
ほほう、この方は全体としてはレトロ感を感じさせますが、
かなりのデザイン好きとお見受けしました。私好みです♪
ジョナサン・アドラーがちらほらありますね!
意識していろんなテクスチャーを取り入れるようにしているのでしょうか、
壁の布っぽいのとか、テーブルの天板はタイル?ガラス?とか、
陶器あり、ブラスあり、プラスチックあり、レザーあり、でおもしろいですね。
ラグはいったいどんな柄なんでしょう?
絵がいくつも飾ってあるところに“いきなり本気肖像画”、やってみたいです♪
こういう、一見ばらばらなんだけど、住人の趣味フィルターを通したものばかりだから、
なぜかまとまって見える、というの好きです。
from Lonny Mag
アンティークのチェストの引き出しが細々と分かれているのと、
お皿いろいろの組み合わせが合ってる。
お皿のレイアウト、余白のとり方もいいね
ランプがおしい。
from mmmcrafts
ロンドンの40 WiNKSというブティックホテルですって♪
重厚でどこかロックな、退廃的な雰囲気が漂っていますね。
ザ・“エキセントリックな英国スタイル”。
from House & Home
一転して、ほっとする感じのベッドルーム。
もちろん無造作を装って計算しつくされたスタイリングなのですが、
すごいレベル高いですね!
ピンクの壁と、グレー・白・黒で塗り分けたルーバー、
そして田舎っぽいヘッドボード兼本棚で緊張感を解き、ダークな色で引き締めて、
ピローはピンクとグレー。絵や花びんの位置も完璧です。
ここで凡人はベッドカバーに白を合わせてしまうところを、
わざともさっとしたテクスチャー、柄を合わせて、さらに安心感を与えています。
白でももちろん素敵なのですが、ロマンチックになりすぎて、ある種の人は身構えるでしょう。
そう、こういうのが理想かもしれません。
つまり、まったくインテリアやおしゃれに興味がない人が来たら、
おしゃれであることを気付かせない、緊張感を与えない部屋です。
ただ、ペンダントライトの掛け方とかコードの処理は、
ちょっとわざとらしいかなぁ( ̄* ̄ )。
from House & Home
ふぅー、長く充実したツアーでした。勉強になりました。
皆さんは、いかがでしたか?
とりあえず今日は10点にとどめておきますが、全編はこちら♪
Apartment Therapy
20 Beautifully Curated Spaces: The Eclectic Collector Look
ところで、かねてから、私の目指すスタイルを、「シャビー・シック」のように
キャッチーでわかりやすいネーミングにしたいと思ってきました。
そもそもどんなスタイルか表現しにくかったのですが、
「イクレクティック・スタイル」はピンときました♪
では「イクレクティック・スタイル」をどう訳すか?
今回の記事のタイトルでは「折衷スタイル」としましたが、いまいちですな。
なんか、「折衷」って、どっちつかずで中途半端なイメージがありますよね?
「いいとこ取りシック」? やっぱり英語がいいかなぁ。
なんか考えとこーっと♪
<関連記事>
これが私の生きる道?折衷スタイルのインテリア(2)
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いつも楽しく拝見しています。和室おしゃれ化計画の時に、たいへんお世話になりました、シャーリーです。ブログで紹介されている海外の部屋は、どれも個性的で、色合わせの感覚が「え、それに、それをもってくるの」っていう斬新さが面白いですね。色合わせが成功するのは、部屋全体を俯瞰的にみる能力だと思うのですが、私のような素人は到底無理って感じです。さてその後、マナスにも行って、海外の壁紙も素晴らしいなと関心していたのですが、同じ紙なら日本にもあるかもしれないと思い、京都の「からかみ」を発見しました。京都にも行ってみたのですが、300年ぐらい前の伝統的な柄も「え、これ、現代風にアレンジしているのですか」と疑うぐらいのものばかりです。襖を裏表、季節によってかえれるようにリバーシブルにアレンジし、からかみで自分好みの色を選ぼうかと思っています。今考えているのは、ピンク地に金、紺地にグレーです。でも、やはり伝統の手仕事ですので、お値段が。。。襖一枚×2で4万ぐらいで、加工代も2枚で4万ぐらいかかります。う~ん、それをリバーシブルにするとさらに倍。ちょっと悩みますね。それと、まどかさんのおかげでアンティークにも関心を持ち、来月には、アンティークのドアも見に行こうかと計画中です。ちなみに、場所は京都から離れた伏見という場所で、ウェリントンと言います。http://www.wellington-antique.com/ まどかさんのおかげで、いろいろ計画が進んでいます。先日は、アーコール社の小ぶりのかわいいロッキングチェアを見つけ、復刻版を買うか、ビンテージのものを買うか迷い中です。ともかく、このブログでいろいろ勉強しています。ありがとうございます。長々とすみませんでした。
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シャーリーさん、コメントありがとうございます!その後、体調はいかがですか?
「からかみ」素敵そうですね!日本の紋様は想像以上にモダンでかわいく、驚きますよねー。シャーリーさんは京都が近いのでしたら、こちら http://katagami.exhn.jp/ に行かれると楽しいと思いますよ♪ あの「リバティ」をはじめ、やっぱり外国のものって日本と違っておしゃれね~と思っていたものたちが、実は日本のデザインの影響を受けている(というかほとんどそのまま使っている)のを知って、衝撃でした。日本人のデザイン力のすばらしさを誇りに感じられる展覧会です。
今後ともよろしくお願いしまーす(^-^)/
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千葉まどかさんへ
いつも丁寧なお返事いただき恐縮です。体のことまで心配していただいてたいへんありがとうございます。ほ~、いい情報をありがとうございます。大阪に住んでいるので、京都にはすぐにいくことができます。是非行ってみたいと思います。いつも良い情報をいただいてたいへんうれしいです。わたしなんかは、インテリアに関心をよせたのも、つい最近で、インテリアセンスもさっぱりなんですが、まどかさんの文章にもあったように、人を家に呼んだ時に、「わたし、インテリアにこだわり、おしゃれなんです!」って感じ全開で、人に「緊張感」を与える部屋ではない感じって難しいですよね。おしゃれなんだけれど、おしゃれであることで威圧しないっていうか。それはファッションや人柄にも共通するかもしれません。昔、ある建築士の方に「丁寧に」文句行った時に、「僕はすべてにおいてこだわっていて、仕事だけじゃなく、鞄も靴にもこだわる人間なんですよ!」とか言われて、「お前の鞄なんて知るか!」と思ったことがあります。そんな人間にはなりたくないなと思います。う~ん、うまく言いたいことが書けない。これからも、楽しくブログを読ませていただきます!おやすみなさい。
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まどかさんへ まどかさんに教えてもらった展覧会、最高でした。展覧会の品揃えが充実していて、大規模でした。こまか~いkatagamiの細工にびっくり。たいへん興奮しました。19世紀から20世紀初頭に海外で広がったkatagamiの紋様をみて、日本の伝統を再発見できます。良い情報をたいへんありがとうございました。
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>シャーリーさん
楽しんでいただけてよかったです!私も、浮世絵以来の発見じゃないかと大興奮でした。展覧会の企画・構成もすばらしかったですね。
おみやげの件も、これからコメントします♪